【フランス】毎日フルコース?現地校のランチタイム、日本と違いすぎ。

小学校5年生〜中学校2年生の頃、筆者は、フランスのブルターニュ地方(レンヌ市)の現地校へ通っていました。

小学校4年生までは、群馬の公立小学校に通っていた筆者にとって、フランスの現地校というのは、完全なる異世界でした。

特に違いを感じたのは、ランチタイムの過ごし方です。

日本と現地の、昼休みの違い。

日本の学校であれば、昼休みは例えば12:00〜13:00など、1時間以内が通常なのではないでしょうか?

もしかしたら、それより短いところもあるかもしれません。

ただ、筆者が通っていたフランスの現地校では、小・中学校ともに、昼休みが2時間ほど。かなり時間が長いので、帰宅するか・給食を食べるかも選択することすらできます。

実際、筆者はある期間は帰宅、ある期間は給食を食べていました。帰宅する際には母にお昼ごはんを作ってもらい、それをゆっくり食べてから、再度登校します。

給食は、フルコース。

「グルメ」というフランス語の単語は、日本の日常会話によく登場します。フランスって、実際に「食通」の国なのでしょうか?

・・・そうかもしれません。

というのも、嘘のような話なのですが、現地校での給食は、前菜→主菜→デザートのフルコースだったのです。

特別な行事がある日にフルコースを振る舞う、ということではありません。毎日です。

100歩譲って、例えば筆者の通っていた学校が、フランスでも有数の進学校や有名私立小・中学校であったならば、それほど驚きはありません。

ただ、筆者が通っていたのは、そのようなお金持ち学校でも、裕福な子が集まる学校でもありません。ごく平凡な、公立の学校です。


例えば、小学校の給食はこんな感じ。

まず、給食の時間が始まると、食堂へ向かいます。

日本のように給食係などいませんし、教室で食事をすることもありません。食堂の中で好きな席を見つけ、そこにまずは座ります。

席に座ると、ワゴンを引きながらおばさんが前菜のサラダ等を配膳しに来てくれ、それを頂きます。
前菜を食べ終わる頃にまたおばさんが来て、片付けてくれます。
そこからまた暫く待つと、主菜のお肉または魚が来ます。バゲットも一緒にいただきます。

主菜として、日本の給食ではまず出てきたことのない、羊肉も普通に出てきます(臭みが強いので筆者はすごく苦手で、一切食べられませんでした…)。フランスでは一般的なので恐らく気づかないうちにうさぎ肉等も出てきていたかもしれません。

主菜を食べ終わる頃にはおばさんが来て、また片付けてくれます。
少し待つとデザートが運ばれてきます

食べ終えたら席を立ち、長い昼休みの残り時間を楽しみます。

2時間のお昼休みに、毎日のフルコース。

いかがでしたでしょうか。

当時の筆者は、と言うと・・・

「フランスってすごい!」と、贅沢さを喜んで享受するというよりは寧ろ、日本と異なる文化にただただ違和感を感じ、正直ホームシックならぬ日本シックを募らせる一つの要素としか感じられませんでした。(苦笑)

フランスでの生活を振り返ると、慣れ親しんだ文化から離れて、子どもながらに日々かなり消耗していたように感じます。後に、その経験は活きるわけですが。。。


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